精神保健福祉士になるには|社会人から働きながらなる方法は?

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資格を取って精神保健福祉士になるには

精神保健福祉士 なるには

 

精神保健福祉士として医療機関や行政機関、障害者福祉施設などで働けるようになる方法は唯一、国家試験に合格し、資格登録を受けることです。

 

この試験は例年1月下旬〜2月上旬に行われます。受けるためには、試験が実施される前年の9月上旬からの1ヶ月間に設けられる受験申込期間に書類を提出する必要がありますが、そのときに必要となるのが受験資格があることを証明できる書類です。

 

国家資格を受けるためには受験資格が必要となっているものが多いですが、精神保健福祉士もその例に漏れず、受験資格を満たさない者は国家試験を受けることはできない仕組みになっています。

 

精神保健福祉士の受験資格の要件には

 

  • 学歴に関する要件
  • 実務経験に関する要件

 

があり、いずれも満たす必要があります。受験資格や実務経験の詳細については、こちらを参照してください。

 

社会人が精神保健福祉士になるには?

精神保健福祉士 なるには 社会人

 

社会人になってから精神保健福祉になるには、これまでの経歴(キャリア)によって目指す道のりが変わります。

 

福祉系の大学を卒業していれば

4年制大学で指定科目を履修していれば、すぐに国家試験を受験することができます。短大等で2〜3年間指定科目を履修していれば、年数に応じた相談援助実務を経て国家試験に挑戦できます。

 

一般の四年制大学を卒業していれば

一年以上の養成学校に通うことで受験資格を得られます。このあと国家資格を受験して合格することが最短ルートとなります。短大卒なら、これに加え相談援助実務が必要です。

 

大学を卒業していなければ

福祉系大学の通信課程や夜間過程を卒業することで受験資格が得られます。相談援助実務を積めない環境であれば、指定科目の履修で受験資格が得られるこの方法がベストでしょう。

 

社会福祉士登録をしている人なら

短期養成施設を6ヶ月以上経ることで受験資格を得られます。社会福祉士は必要な知識が精神保健福祉士と共通する部分が多いので、是非ともダブルライセンスを目指したいところ。

 

通信課程は仕事終わりや通勤時間など、日常の『スキマ時間』を有効に使えることがポイントになります。またスクーリング(実際に剤先している大学へ行って講義を受ける)も何日かあるため、通える範囲の大学を選ぶことも重要です。

 

高卒から精神保健福祉士になるには?

精神保健福祉士 なるには 高卒

 

高卒から精神保健福祉士国家試験の受験資格を得るには、いくつかの方法があります。

 

  • 保険福祉系の四年制大学で指定科目を履修し卒業
  • 保険福祉系の短大で指定科目を履修し卒業、相談援助実務経験2年
  • 福祉系の四年制大学で基礎科目を履修し卒業
  • 福祉系の短大で基礎科目を履修し卒業、相談援助実務経験2年、半年以上養成学校で学ぶ
  • 一般の四年制大学卒業後、1年以上の養成学校で学ぶ
  • 一般の短大を卒業後、2年の実務経験を経て1年以上後養成学校で学ぶ
  • 指定施設で相談援助実務を4年経験、1年以上の養成学校で学ぶ

 

ここでいう指定施設とは厚生労働省が定める施設で、精神科・心療内科のある病院や診療所、保健センターなどがあります。

 

現状ですぐ大学・短大に入学できない人は、通信制大学や夜間過程で単位を履修できます。学費は昼間過程より安く済むため、まずはこちらで受験資格を得るのがスタートラインとなるでしょう。

 

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試験を突破したらどうすればいいの?

精神保健福祉士 なるには 合格後

 

見事国家試験を突破したら、精神保健福祉士としての資格登録をする必要があります。この登録申請をしないと精神保健福祉士を名乗れないばかりか、給与規定などにも影響が出ます。

 

国家試験に合格すると、合格証書とともに登録申請書の関係書類が一緒に郵送されます。そちらに必要事項を記入して提出することで登録手続きが完了します。

 

合格から資格登録までの流れ

 

試験に合格

合格証書が届く

登録申請書類を提出

試験センター受理

審査

登録証の交付

登録に必要な提出書類

 

  • 登録申請書
  • 登録免許税
  •  ※収入印紙15,000円分を購入し、登録申請書に添付します。

  • 登録手数料『振替払込受付証明書』添付用紙
  • 登録手数料『振替払込受付証明書』等
  •  ※4,050円を郵便局等で払い込みします。添付用紙に添付します。

  • 本人確認書類
  •  ※戸籍抄本、戸籍の個人事項証明書、本籍地を記載した住民票のいずれか1通(コピー不可)

 

上記のとおり登録に際し、登録免許税として15,000円・登録手数料として4,050円の費用がかかります。登録免許税は収入印紙なので、収入証紙と間違えないように注意しましょう。

 

登録手続きはどれくらいの期間がかかる?

精神保健福祉士 なるには 登録手続き

 

登録申請書が試験センターに受理されたあと、

 

  • 審査
  • 登録簿に登録

 

という2つの手続きを踏む形になります。期間としてはおよそ1ヶ月程度、登録が集中する3〜5月は1ヶ月半ほどの時間を要します。

 

登録申請に期限はある?

登録申請は合格後、いつまでにやらなければいけないという決まりはありません。また試験合格も無効になることはありません。

 

しかし登録申請しないと、いつまでたっても精神保健福祉士の名称を使うことができません。せっかく合格を勝ち取ったのですから、早めの登録を行いましょう!

 

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