精神保健福祉士としてのやりがい・苦労・向いている人

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精神保健福祉士としてのやりがい

精神保健福祉士 やりがい

 

精神保健福祉士は職業柄、精神疾患を抱えた患者が多いことからデリケートな面もあり、苦労が絶えない仕事とも言われます。相手との信頼関係を作ることに時間がかかるケースもあります。

 

しかし患者が回復し、社会に出た後で就業ができたなどの報告があった場合などでは大きな喜びを得ることができます。

 

患者との信頼関係

精神保健福祉士の仕事は、心の病気を抱えた一人ひとりに対してスムーズな生活ができるようにサポートをすることにあります。個人に対して深く関わることから、相手との信頼関係が築かれた場合や、その家族から感謝を得られた場合には大きなやりがいを感じられるでしょう。

 

患者の社会復帰

患者自信が立ち直り、社会に送り出すことができることもやりがいの1つとなるでしょう。一人の人生を好転させるきっかけになり、前進するその姿に感動を受けることができます。

 

精神保健福祉士の仕事で大変なこと

精神保健福祉士 やりがい 苦労

 

精神保健福祉士の仕事には、時として苦労も付きまといます。病気の性格上、業務のノウハウを吸収するにも10〜20年といった長い経験が必要になることがあり、個々人に合わせた対応が求められる点があります。

 

適切に対応できないケース

患者さんは生活環境やこれまで歩んできた人生の背景が異なるため、マニュアル的な対応ができません。適切な対応ができないケースもあり、自分の能力では限界を感じてしまうこともあります。

 

充実感よりストレスが勝る

相手が置かれた立場に立って接することが求められるために、精神的にも疲れてしまうこともあり、入退院を繰り返すようなパターンでは仕事に関しての充実感を得られずにストレスにもつながってしまいます。

 

精神保健福祉士が向いている人

 

精神保健福祉士には、以下のような人が向いていると言われています。

 

思いやりがある人

心の病に対峙をしなくてはならないために、相手の立場に立った思いやりが求められます。、患者を個人として接することができることも条件の1つとなるでしょう。

 

我慢強い人

身体的なケガや病気のケアではないため、長い期間改善が見られないケースもあります。年単位で時間がかかることもしばしばあるため、根気強く患者に寄り添える我慢強さが必要です。

 

相手が希望する内容を捉えられる人

精神保健福祉士は患者だけでなく、時として家族からの要望を聞くなど、より生活がしやすいように対処をすることが求められます。そのために、他方面からのサポートを把握するなど、強い関心を持つ人が仕事には向いています。

 

自分が向いているか見定めるには

精神保健福祉士は資格を得るには定められた実習期間が設けられており、実際に現場に赴くことで仕事の内容を知ることができます。ここでは、経験をすることで、自分が向いているか向いていないか客観的に判断をすることが大切なことになります。

 

精神保健福祉士の口コミ。働く人の生の声は?

やりがいも苦労もある

 

精神保健福祉士として働いていますが、やりがいはかなりあります。患者さんに寄り添い、患者さんの問題を解決して患者さんが社会復帰できたときはとてもうれしいです。

 

でもやっぱり大変なこともあります。患者さんだけでなく家族の方の気持ちもきちんと理解をしていかないといけないからです。心がピュアだからこそ、精神疾患を抱えているんだなと思うと助けてあげたいと強く思います。

36歳 群馬県


人との出会いが成長につながる

 

精神保健福祉士として働き、多くの人との出会いがありました。患者さんから学ぶこともすごく多くて、自分の成長につながっていると感じています。いろいろな患者さんと接して、その患者さんがだんだんとよくなり社会復帰できるようになったと聞いたときにはすごくやりがいを感じます。

 

もちろん苦労は絶えませんし、耐えられずに去っていく仲間もいます。その気持ちも解ります。でもこの仕事をしていて本当に良かったと心から思います。この人を助けたい、という強い気持をもって仕事ができています。

42歳 広島県


人と深くつながることに喜びを感じられるなら

 

私の母親の兄が精神疾患を患っていて、母親の家族とともに非常に苦労している姿を見ていました。次第にそのような家族の支えになりたいと思うようになり、精神保健福祉士となりました。精神疾患を患う患者の家族から相談を受け、一緒に解決を導いていくといった業務にあたっています。

 

疾患に関わらず介護の現場は大変な仕事だと言われています。実際そうだと思います。患者ももちろん大変ですが、それを支える家族も大変な状況であるため、その家族から感謝の言葉を受けた時には、非常にこの仕事のやりがいを感じます。人と深くつながることに喜びを感じられる人なら天職だと思います。

28歳 東京都


心を開いてもらえた喜び

 

精神保健福祉士は、精神科の患者さんや高齢の方に対して様々な社会資源を提供するお仕事です。特に精神科のデイケアでは社会資源の提供だけでなく、様々なプログラムを通して患者さんと関わります。プログラムは運動や料理等様々なものがあり、専門外のことにも従事する場合もあるので、大変さはあるかもしれません。

 

しかし、そうしたプログラムを通して患者さんが成長していくだけでなく、自分自身の生活力向上にもつながるため、やりがいは大きいと言えます。私は当初、担当していた患者様となかなか距離を縮めることができなくて最初はとても苦労しました。しかし、こちらが寄り添う気持ちを持つことでだんだんと心を開いて下さいました。あの時の気持ちは忘れられません。

50歳 北海道


 

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