精神保健福祉士の試験科目
精神保健福祉士国家試験の試験科目は、
に分かれています。試験は合計163問で構成されています。
試験科目の分類
精神保健福祉士試験の専門科目
問題数 :80問
試験時間:2時間20分
- 精神疾患とその治療(10問)
- 精神保健の課題と支援(10問)
- 精神保健福祉相談援助の基盤(15問)
- 精神保健福祉の理論相談援助の展開(25問)
- 精神保健福祉に関する制度とサービス(12問)
- 精神障碍者の生活支援システム(8問)
専門科目は「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」の分野が25問と突出して多いですが、その他は1科目あたり十数問となっています。
社会福祉士との共通科目
問題数 :83問
試験時間:2時間15分
- 人体の構造と機能及び疾病(7問)
- 心理学理論と心理的支援 (7問)
- 社会理論と社会システム(7問)
- 現代社会と福祉(10問)
- 地域福祉の理論と方法(10問)
- 福祉行財政と福祉計画(7問)
- 社会保障(7問)
- 障害者に対する支援と障害者自立支援制度(7問)
- 低所得者に対する支援と生活保護制度(7問)
- 保健医療サービス(7問)
- 権利擁護と成年後見制度(7問)
共通科目は一部を除いて7問と統一されています。
試験当日の流れ
試験の出題形式
五肢択一を基本とする多肢選択形式で出題されます。時間がたっぷりあるように見えますが、単純平均で1問あたり1分半程度で解答しなければなりません。
専門科目の場合
- 2時間20分÷80問=1問あたり約1.75分
共通科目の場合
- 2時間15分÷83問=1問あたり約1.62分
このように時間は限られているので、配分に注意する必要があります。
試験当日の持ち物
- 受験票
- HBの鉛筆3〜4本
- プラスチック消しゴム
- 時計
これらは忘れず持参しましょう。携帯電話を時計代わりにすることはできません。
試験は例年、2月に行われます。寒さが厳しい時期なので防寒対策もやっておくと安心です。
試験の日割
- 専門科目…1日目の午後
- 共通科目…2日目の午前
試験は二日間にわたって行われます。試験時間が長いので、トイレは事前に済ませておきましょう。
遠方から受験する人は余裕を持った時間に到着しておきましょう。試験会場に食堂はなく、周辺は混雑している可能性があります。昼食等は必要であれば、各自で持参します。
社会福祉士との同時受験は?
精神保健福祉士と社会福祉士は同時受験申し込みが可能です。その場合、
- 1日目の午後:精神保健福祉士の専門科目
- 2日目の午前:共通科目
- 2日目の午後:社会福祉士の専門科目
という流れで受験します。試験範囲は当然広くなりハードな日程ですが、国家試験を一気に2つ取得できるとすれば魅力的でしょう。
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